風は囁く「君と輝きたいから」
だけど、そのメデューサを1番の仲良しと言える周桜くん。
何だか凄すぎて遠い人みたいに感じる。
「お前さ、Nフィルとの契約10月までだよな。
その後、決めてるのか?」
周桜くんは、いつもの席で、安坂さんに訊ねられている。
「……迷ってるんです。今のままだと目指してる
ウジェーヌ・イザイには届かない」
「ウジェーヌ・イザイ……って、ウジェーヌ・イザイ国際音楽コンクール!?」
「ええ。来年はヴァイオリン部門、続けて再来年ピアノ部門が……」
「まいったな……ったく。ショパン、チャイコフスキーコンクールに並ぶ3大国際音楽コンクールだよな」
「目標は決勝進出なんですけど……」
「決勝にはって言うね~。普通はさ、予選すら通過できるかどうかを心配するだろ!?」
何だか凄すぎて遠い人みたいに感じる。
「お前さ、Nフィルとの契約10月までだよな。
その後、決めてるのか?」
周桜くんは、いつもの席で、安坂さんに訊ねられている。
「……迷ってるんです。今のままだと目指してる
ウジェーヌ・イザイには届かない」
「ウジェーヌ・イザイ……って、ウジェーヌ・イザイ国際音楽コンクール!?」
「ええ。来年はヴァイオリン部門、続けて再来年ピアノ部門が……」
「まいったな……ったく。ショパン、チャイコフスキーコンクールに並ぶ3大国際音楽コンクールだよな」
「目標は決勝進出なんですけど……」
「決勝にはって言うね~。普通はさ、予選すら通過できるかどうかを心配するだろ!?」