風は囁く「君と輝きたいから」
空は話すなよって顔で、昴と俺を睨む。
「小百合さん。誰が何て思ってても、俺たちにとって詩月さんは、Xceon(エクシオン)のメンバーだから」
――でも、周桜くんは留学するんでしょ!?
「留学しても詩月さんはXceon(エクシオン)だから」
俺は言葉に出しながら、体がカーッと熱くなっていくのを感じた。
電話を切った後も体が火照ったような感覚は、しばらく治まらなかった。
何事もなく数日が過ぎていった。
俺たちのホームページは「コラボをやめないで」って書き込みでいっぱいになっている。
歌番組の収録でスタジオ入りした時、桃香さんとすれ違った。
「頑張ってるわね」
桃香さんは、少し痩せたように見える。
「Xceon(エクシオン)は凄いことになりそうね。周桜くんのアレンジなんて」
ニッコリ笑う桃香さん。
「小百合さん。誰が何て思ってても、俺たちにとって詩月さんは、Xceon(エクシオン)のメンバーだから」
――でも、周桜くんは留学するんでしょ!?
「留学しても詩月さんはXceon(エクシオン)だから」
俺は言葉に出しながら、体がカーッと熱くなっていくのを感じた。
電話を切った後も体が火照ったような感覚は、しばらく治まらなかった。
何事もなく数日が過ぎていった。
俺たちのホームページは「コラボをやめないで」って書き込みでいっぱいになっている。
歌番組の収録でスタジオ入りした時、桃香さんとすれ違った。
「頑張ってるわね」
桃香さんは、少し痩せたように見える。
「Xceon(エクシオン)は凄いことになりそうね。周桜くんのアレンジなんて」
ニッコリ笑う桃香さん。