風は囁く「君と輝きたいから」
「千……小百合、リリィの席を頼む」
「――!? 調子良いわね」
千住は言いながら、ほんのり頬を染め、軟らかく笑って胸を張る。
「詩月さん、頑張ってや。応援してるからな」
「ん……そっちもな。楽譜アレンジ、できるだけたくさん送るから」
「詩月さん。俺たち、たくさん練習する。郁子さんには、ちゃんとマメに連絡とるんだよ」
「……遥、大丈夫だよ。周桜さんは」
空がコツンと遥の頭を鳴らす。
OFF日なのに駆けつけたXceon(エクシオン)のメンバー。
昴から、旧マネジャー舞園桃香さんから手紙を託されたと手渡された。
舞園さんには10月半ばアポを取り、留学が正式に決まったことを伝え挨拶した時、楽譜を託したことも、僕自身の思いも熱く語った。
舞園さんは、Xceon(エクシオン)と僕を切り離そうとしたことを悔やんでいたこと、そして切り離さなくて良かったと話してくれた。
「――!? 調子良いわね」
千住は言いながら、ほんのり頬を染め、軟らかく笑って胸を張る。
「詩月さん、頑張ってや。応援してるからな」
「ん……そっちもな。楽譜アレンジ、できるだけたくさん送るから」
「詩月さん。俺たち、たくさん練習する。郁子さんには、ちゃんとマメに連絡とるんだよ」
「……遥、大丈夫だよ。周桜さんは」
空がコツンと遥の頭を鳴らす。
OFF日なのに駆けつけたXceon(エクシオン)のメンバー。
昴から、旧マネジャー舞園桃香さんから手紙を託されたと手渡された。
舞園さんには10月半ばアポを取り、留学が正式に決まったことを伝え挨拶した時、楽譜を託したことも、僕自身の思いも熱く語った。
舞園さんは、Xceon(エクシオン)と僕を切り離そうとしたことを悔やんでいたこと、そして切り離さなくて良かったと話してくれた。