風は囁く「君と輝きたいから」
「だって、中学2年生から街灯演奏してるんだよ。ゲリラライブの時も、リクエストにこたえた即興演奏も凄かったじゃん」
「こんな凄い人と僕ら、Xceon(エクシオン)なんだな。周桜さんのクラシックアレンジした曲で、活動していくんだな」
「負けられへんな。できないなんて言われへん」
「そうだね。ねえ、電話してみない!?」
俺は、ニコニコしながら言ってみる。
昴が壁時計を見上げて、ため息をつく。
「あのな、遥。ウィーンと東京ってな、時差が8時間もあんねんで。こっちが今、夜7時やから、あっちは明け方3時なんやぞ」
「えーーっ!? 丑三つ時じゃん」
シュンとする俺。
「たしか……安坂さんが、詩月さんの楽譜『ヴァイオリンロマンス』の5バージョンが近々CDになるって話してたな」
「ホント!?」
「こんな凄い人と僕ら、Xceon(エクシオン)なんだな。周桜さんのクラシックアレンジした曲で、活動していくんだな」
「負けられへんな。できないなんて言われへん」
「そうだね。ねえ、電話してみない!?」
俺は、ニコニコしながら言ってみる。
昴が壁時計を見上げて、ため息をつく。
「あのな、遥。ウィーンと東京ってな、時差が8時間もあんねんで。こっちが今、夜7時やから、あっちは明け方3時なんやぞ」
「えーーっ!? 丑三つ時じゃん」
シュンとする俺。
「たしか……安坂さんが、詩月さんの楽譜『ヴァイオリンロマンス』の5バージョンが近々CDになるって話してたな」
「ホント!?」