期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
空気がつめたく感じるのは私だけだろうか…。
「どういう経緯で千秋と寝たの?」
お願いだからストレートに言わないでもらいたい。
「つぶれてから本当に目が覚めるまでの記憶がないんだよ…」
「じゃあ、なんで処女じゃなくなったって分かるの?」
「だって、私…
…
裸だったし」
それに俺と兄貴どっちが上手?なんて聞かれてしまったんだ…。
気付くと赤ら様に不機嫌モードの若社長。
「本当にちょこちゃんが今まで誰ともそういう経験がなかったなら…
確かめる方法があるよ?」
「えっ?どうやって?」
驚いた私に、若社長は少し頬を染めた。
「本当にちょこちゃんって…そういうことの知識が皆無なんだね」
「バカにしてます?」