期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
溺愛注意報*素肌に触れて
翌朝、目が覚めると私は若社長のベッドの中、彼の隣にいた。
私、いつの間に潜り込んだんだ…。
なんとまあ、図々しいもんだ。
自分のたくましい神経にため息がでる。
すると、頬の赤みが少し和らいだ若社長が突然、目を覚ましたから
ちょっと…焦る。
「あのっ…いや、勝手にベッドに入ってごめんなさい。
あのっ…布団がなくて」
ソファーで寝ろよ図々しい。なんて言われないだろうか
慌てて体を起こそうとしたのに彼が私の肩を捕まえてベッドに戻す。
「ちょこちゃんは本当に無防備だね」
意地悪な笑顔。
少し、体調が楽になったのかな…?
「若社長相手にガードを固める必要があるんですか?」
「それはどういう意味?
俺なら何もしてこないだろうという安心?
それとも、俺にだったら何をされても良いという覚悟?」
えっ⁈なに急に⁈朝からセクハラ全開‼
戸惑う私を見ながら若社長はくすくす笑う。
「ちょこちゃんのことだから、安心のほうなのかな?
だから無防備なんて言われるんだよ」