期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
「ごめん、ヤバイ…」
「どうしたんですか…?トイレですか…?」
「ちょこちゃん…
君って本当に…」
「なんですか?」
「なんでもない。」
そう言って、私の背中に回っていた彼の腕がもぞもぞと動いて
服の中に潜り込んで直接、背中に触れる。
「若社長の手、温かい。」
「汗をかくと熱も下がるよ…?」
「でも私、今は少し寒いんです」
「だから温めてあげるから、じっとしてて…?」
頷いたと同時にパチンって下着のホックが外されて
思わず彼の顔を見上げた。
「キスしてもいいかい?」
私が返事の代わりに瞼を閉じると、そっと優しく唇が重なった。
今日、一日で何度キスをしただろう。
その手で体のラインをなぞられると、思わず体がビクついた。