期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
「ありがとう。朝食なんて久しぶりだ。今、シャワーに入ってからいただくよ。」
そう言いリビングを出て行く背中を見つめると
言い表せれないドキドキが私の中を支配する。
「ヤバイ。まともに彼氏がいなかった私には朝から強烈だわ…。」
しかもあんなイケメンの寝起と遭遇するなんて…。
写真でも撮ったら若社長のファンの子に高く売れるかしら…。
そんな事をぼんやり考えてるうちに身だしなみを整えたいつもの若社長が戻ってきた。
「あれ?先に食べててくれて良かったのに」
ええ、そのつもりでしたが、要らない妄想世界に浸ってたせいで遅れました。
「せっかくだから一緒に食べましょう。実は私、上京してから誰かと食事なんて久しぶりなんです…
久しぶりなんだ。」