期間婚〜彼と私の微糖な関係〜

お二人はまさかの兄弟ですか⁈

「どうしたんだ急に会社に来るなんて。」

「仕事が早く上がったから父さんの見舞いついでに兄さんと食事でもできたらと思って…」


目の前で繰り広げられる兄弟の世間話。

どうしたら良いのか分からずに微笑んでる私に気づいたのか若社長が私を見た。


「これから少し外出をしてこようと…」

言いかけて

私を見ながら、若社長の眉間に皺が寄る。


ん?

どうした?

「君、夏の制服はどうしたんだ?」

まさかの質問に

私は目を見開いた。



えっ?

何、突然?

夏のブレザーのことなら今朝のことで知ってるでしょ?

てか、ブラウスでも規則違反じゃないってあんたが言ったんだよね。



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