期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
「言うと思った」
弟と同じ愛らしい笑顔を向けると、スクッと立ち上がり「じゃあおやすみ」と
自分の部屋に引っ込んで行く。
…ってか、キスのこと…。
覚えていたの…?
突然、高鳴る鼓動。
誘ってる?
そんな言葉を思い出し
今やっと
もしかしたら自分がリアルな女子なんだって…
女として意識されるような
リアルな女子なんだって…
実感させられた。
「どうしよう私…恥ずかしくて死んじゃうかもしんない」
顔が熱くなる。
前彼の時には感じたこともない弾む鼓動。
ドキドキが…
止まらない。