期間婚〜彼と私の微糖な関係〜

「ペットー?猫が好きなの?犬が好きなの?どっちなのー?」

「酔いすぎ…。

犬よりも猫よりもちょこちゃんが好き」


隣でなんか若社長がごちゃごちゃ言ってたけど

いつの間にか私の意識は闇に呑み込まれて

気づけば朝の光の中、自分の布団の中で目が覚めた。


ん?

あれ?

私、いつ寝た?

飛び起きてリビングに行くと、すでに仕事に行く支度を終えた若社長がいた。


「ちょこちゃんおはよう。」

「お、おはようございます。

あの…朝食は?」

「冷蔵庫の中に入ってたおかず食べたよ。」

昨日の夕食の?

朝からあれは重たいでしょ?

「すいません、私、寝坊して」

「寝坊?たかが30分だよ」

時計を見ながら若社長がくすくす笑う。

「僕は昨日のうちに片付けられなかっな仕事があったから早く起きただけ。

それにしても…」と突然の真顔。

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