夢色約束





私の世界はどこまで変わっていくんだろう…


渦巻く恐怖を掻き消すように空を仰いだ。










「こんなところにいらしてたんですか」

そんな私を現実に戻すのはあの声。

少し低い、なによりも安心する声。




「ただいま戻りました、お嬢様」







「光…」





ああ、本当に、私の世界はどこまで変わっていくんだろう…。
< 228 / 261 >

この作品をシェア

pagetop