夢色約束
~男子側~


「なんだよ…やっぱりあの二人かよ~」


「だよな~」


「俺ら、どうせそんなにやることないんだろ?」


「どうすんだよ…」


「執事って…」


「まぁまぁ」


「那月、お前はどうすんだよ」


「いや、那月は決定だろ」


「てか、やる気おきねー」


「お前ら、よく考えろよ」


「何がだよ」


「女子のメイド服姿が見れるんだぞ?」


「確かに…」


「しかも、うちのクラスはそこそこかわいいやつが多いだろ?」


「確かに…」


「執事になれば余計近くで見れるんだぞ?」


「確かに!」


「な?頑張れるだろ?」


「絶対優勝するぞー!」


「おー!」


そんなことを話していたなんて、私たちは知らない。
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