夢色約束
~香里奈 side~
「…香里奈」
ん、光の、声?
「……香里奈、起きろ」
光…?
「ん…」
「香里奈、起きろって」
「ん…ヤダ…」
眠い…
「ヤダじゃねぇよ」
これは、幻聴?
「まだ寝るの~」
眠い…
「寝るな。起きろ」
「んー」
眠いなー
「香里奈」
夢、なのかな…
私は薄く目を開ける。
え、私、光が見えて…
「…ひ、光!?」
私の前には本物の光がいた。
「ったく帰ってろって言ったのに…なに寝てんだよ」
首をかきながらめんどくさそうに言った。
「だって…」
「しかも俺の席で!」
『俺の』を強調して言われた。
でも、ねぇ…
「眠かったんだもん」
「眠かったじゃねぇ!なんでこんなとこで寝てんだよ!」
怒られたーーー
「なんで怒るの!?」
「あぶねぇだろうが!」
危ない?
あ、そっか。
門とか閉められたら危ないもんね…
「ごめんなさい…」
そういうと、光はため息をついた。
呆れちゃった…?
光…
「光」
「なんだ」
声、低い。
怒ってる。
「ごめん。怒らないで?」
私は、縋るように光を見た。
「…香里奈」
ん、光の、声?
「……香里奈、起きろ」
光…?
「ん…」
「香里奈、起きろって」
「ん…ヤダ…」
眠い…
「ヤダじゃねぇよ」
これは、幻聴?
「まだ寝るの~」
眠い…
「寝るな。起きろ」
「んー」
眠いなー
「香里奈」
夢、なのかな…
私は薄く目を開ける。
え、私、光が見えて…
「…ひ、光!?」
私の前には本物の光がいた。
「ったく帰ってろって言ったのに…なに寝てんだよ」
首をかきながらめんどくさそうに言った。
「だって…」
「しかも俺の席で!」
『俺の』を強調して言われた。
でも、ねぇ…
「眠かったんだもん」
「眠かったじゃねぇ!なんでこんなとこで寝てんだよ!」
怒られたーーー
「なんで怒るの!?」
「あぶねぇだろうが!」
危ない?
あ、そっか。
門とか閉められたら危ないもんね…
「ごめんなさい…」
そういうと、光はため息をついた。
呆れちゃった…?
光…
「光」
「なんだ」
声、低い。
怒ってる。
「ごめん。怒らないで?」
私は、縋るように光を見た。