夢色約束
そのあと、女の子に教室にほうり込まれた私と光。
「光、どうかしたの?珍しいね」
こんなのに参加するなんて、初めてだ・・・。
「お前、好きだろ?」
「光は嫌いでしょ?こういうの」
「・・・別に」
「私に気、使わないでよ」
光が嫌いならやる気なかったのに・・・
「・・・気ぃなんか使ってねーよ」
光はそっけなく言って、ポケットに手を入れた。
「ん」
「・・・?」
出された右手の拳。
・・・なにか、持ってる?
「手、出せよ」
手?
私はおずおずと出してみる。
「やっぱ、でけぇな・・・」
右手を見るとゆるゆるの指輪。
なんだか、結婚式のようで、不覚にも泣きそうになった。
「これ、参加賞みたいなものらしい。持って帰っていいってよ」
大きな指輪は、私の指にぶら下がっていた。
「・・・あ、ちょっと待ってろ」
光は思い出したようにそういった。
「光、どうかしたの?珍しいね」
こんなのに参加するなんて、初めてだ・・・。
「お前、好きだろ?」
「光は嫌いでしょ?こういうの」
「・・・別に」
「私に気、使わないでよ」
光が嫌いならやる気なかったのに・・・
「・・・気ぃなんか使ってねーよ」
光はそっけなく言って、ポケットに手を入れた。
「ん」
「・・・?」
出された右手の拳。
・・・なにか、持ってる?
「手、出せよ」
手?
私はおずおずと出してみる。
「やっぱ、でけぇな・・・」
右手を見るとゆるゆるの指輪。
なんだか、結婚式のようで、不覚にも泣きそうになった。
「これ、参加賞みたいなものらしい。持って帰っていいってよ」
大きな指輪は、私の指にぶら下がっていた。
「・・・あ、ちょっと待ってろ」
光は思い出したようにそういった。