『私』だけを見て欲しい
私達はまだそんなハッキリした関係じゃない。
子供を中心に、トモダチ以上コイビト未満を繰り返してるだけ。
それ以上のことは望めないし、何かを言われた訳でもない。
彼が何を考えてるのかも、さっぱり掴めていない…。
「拓ちゃんは色々あって臆病風吹いてるから、なかなか前に進まないと思うけど…信じてやって。芯の強い人よ」
じゃあね…と去ってく。
肝心な仕事のこと聞くの忘れた。
追っかけてまで聞くのもヘン。
ボーッと見送った。
『色々あって臆病風吹いてるから…』
ご両親の事故のこと
前の結婚のこと
それから…連れて行かれた娘さんのこと…
病気のことも含めて、中途半端な事ばかり気にかかる。
前に進まない。
壁も多すぎる…。
(上手くいってると思ってたけど…もしかして違うのかも…)
不安になってきた。
彼のことが好きなのに、いつまでもこのままのような気がしてくる。
大事な部分に触れられない。
いつまでも相手が掴めない。
そんな気になる。
近づきたいのに…。
寄り添いたいのに…。
重すぎる荷物を手にして、それを放り投げることもできない。
渡すことは当然できない。
だから悩む。
この先、どうすればいいのか…。
子供の頃のように、何もかも捨てて逃げたい。
腕の中に飛び込むのは簡単。
きっと、受け止めてくれる。
でも、それをすると嫌われてしまいそう。
だって彼は…
『一生懸命頑張る』私が
好きだから…。
子供を中心に、トモダチ以上コイビト未満を繰り返してるだけ。
それ以上のことは望めないし、何かを言われた訳でもない。
彼が何を考えてるのかも、さっぱり掴めていない…。
「拓ちゃんは色々あって臆病風吹いてるから、なかなか前に進まないと思うけど…信じてやって。芯の強い人よ」
じゃあね…と去ってく。
肝心な仕事のこと聞くの忘れた。
追っかけてまで聞くのもヘン。
ボーッと見送った。
『色々あって臆病風吹いてるから…』
ご両親の事故のこと
前の結婚のこと
それから…連れて行かれた娘さんのこと…
病気のことも含めて、中途半端な事ばかり気にかかる。
前に進まない。
壁も多すぎる…。
(上手くいってると思ってたけど…もしかして違うのかも…)
不安になってきた。
彼のことが好きなのに、いつまでもこのままのような気がしてくる。
大事な部分に触れられない。
いつまでも相手が掴めない。
そんな気になる。
近づきたいのに…。
寄り添いたいのに…。
重すぎる荷物を手にして、それを放り投げることもできない。
渡すことは当然できない。
だから悩む。
この先、どうすればいいのか…。
子供の頃のように、何もかも捨てて逃げたい。
腕の中に飛び込むのは簡単。
きっと、受け止めてくれる。
でも、それをすると嫌われてしまいそう。
だって彼は…
『一生懸命頑張る』私が
好きだから…。