『私』だけを見て欲しい
「…はよ」
泰が起きてきた。おはようの略語を使う。
「おはよう。今日のお味噌汁は泰の好きな油揚げよ」
手料理が作れるのは、休みの日と朝だけ。
だから、極力、泰の好きな物を作るようにしている。
(親は私だけ…だからね)
そんな気持ちの表れ。
泰に通じてるかどうかは知らないけど。
「…じゃあ、先に出るから。…忘れ物しないようにね!」
「んー…」
なんてゆー返事だ。
「じゃあ行ってきます!」
見送りナシ。
これでも小学生の頃は、時々、見送ってくれてたのに。
(寂しーな…)
働くことに虚しくなる。
こんな些細な事が原因なのかもーーーーー
泰が起きてきた。おはようの略語を使う。
「おはよう。今日のお味噌汁は泰の好きな油揚げよ」
手料理が作れるのは、休みの日と朝だけ。
だから、極力、泰の好きな物を作るようにしている。
(親は私だけ…だからね)
そんな気持ちの表れ。
泰に通じてるかどうかは知らないけど。
「…じゃあ、先に出るから。…忘れ物しないようにね!」
「んー…」
なんてゆー返事だ。
「じゃあ行ってきます!」
見送りナシ。
これでも小学生の頃は、時々、見送ってくれてたのに。
(寂しーな…)
働くことに虚しくなる。
こんな些細な事が原因なのかもーーーーー