『私』だけを見て欲しい
今日もやっぱり眠たそうな顔してる。
上で見た時は真面目そうに仕事してたのに、どうして下りてくるとこうなんだろう。
「届きました!今、検品してる所です!」
商品は全部で8種類。各10個ずつ…と注文したから、その通りか検品中。
「このシリーズステキですね!欲しくなっちゃう!」
紗世ちゃんは梱包された商品を出しながら、ウキウキして言った。
「イイ物先に見れて、佐久田さんは役得でしたね〜!」
まだ、あの時のこと根に持ってるみたい。
「私も商談に参加してみたいなぁ…」
ああ、そうか。そっち狙いか。
ちらっとマネージャーの顔見る。一瞬だけ目が合った。
ドキッとしたのは、向こうも同じ?
すぐに視線外された。
「紗世には商談なんて100年早い!…まだまだ修行が足りないから」
バカにして笑ってる。
ムクれる紗世ちゃん。マネージャーの言う通りなんだけどね。
「…このシリーズ、フロアの一番目立つ所に陳列して。そしたら即完売すると思うから」
こっちを見ないで言うから、紗世ちゃんに頼んでるのかと思った。
「…いい⁉︎ 佐久田さん」
「…えっ!…あ、は、はい!」
心の準備してなかった。
マネージャーはあの日以来、私のことを避けるような態度だったし、今だってすぐに視線外すくらいだから、絶対頼む訳ないと考えてた。
「このシリーズでディスプレイ変えるとイイですよね。…ミニガーデン風とか…」
上で見た時は真面目そうに仕事してたのに、どうして下りてくるとこうなんだろう。
「届きました!今、検品してる所です!」
商品は全部で8種類。各10個ずつ…と注文したから、その通りか検品中。
「このシリーズステキですね!欲しくなっちゃう!」
紗世ちゃんは梱包された商品を出しながら、ウキウキして言った。
「イイ物先に見れて、佐久田さんは役得でしたね〜!」
まだ、あの時のこと根に持ってるみたい。
「私も商談に参加してみたいなぁ…」
ああ、そうか。そっち狙いか。
ちらっとマネージャーの顔見る。一瞬だけ目が合った。
ドキッとしたのは、向こうも同じ?
すぐに視線外された。
「紗世には商談なんて100年早い!…まだまだ修行が足りないから」
バカにして笑ってる。
ムクれる紗世ちゃん。マネージャーの言う通りなんだけどね。
「…このシリーズ、フロアの一番目立つ所に陳列して。そしたら即完売すると思うから」
こっちを見ないで言うから、紗世ちゃんに頼んでるのかと思った。
「…いい⁉︎ 佐久田さん」
「…えっ!…あ、は、はい!」
心の準備してなかった。
マネージャーはあの日以来、私のことを避けるような態度だったし、今だってすぐに視線外すくらいだから、絶対頼む訳ないと考えてた。
「このシリーズでディスプレイ変えるとイイですよね。…ミニガーデン風とか…」