そのままの君でいて
「すごいぢゃん。やっぱり本場の英語はスゲーわ。ラップつーのか?」
康介は、本気でこういう音楽の世界 まぁ 愛恵についても、うといのである。
愛恵もまた、約20年の年月を過ごしている割には、うとい方かもしれない…。
「いつからやってるの?」
愛恵は笑顔満点のジョーに尋ねた。
「あぁ~。ん~ティーンの頃にはしてたかなぁ」「じゃあ10年はしてるの?」
「イェェ…プロになりたかった」
ジョーは照れ笑いした。「まだまだなれるわょ。ねぇ!?康介」
愛恵は康介にも同意を求めた。
「ん。と思うな。ようわからんが」
「ちょっと康介、適当すぎるわぁ、ジョー諦めちゃダメョ。まだ若いし」
「ありがとう」
ジョーは終止 笑顔だ。
愛恵は、ジョーの屈託ない笑顔に 癒されている自分に 気付いていた…。


そして、更に 事態は 思わぬ方向へ 急速に走り出す…
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