そのままの君でいて
「愛恵。返事待ってたぞ。」

ジョーの 心は 決っていた。

「ボクはやりたいとおもってます」

康介は、
「待ってろ」

携帯をジョーに渡す。
既に呼び出し音がなってている。

ジョーは 康介に なに?という 顔で見ている…
しばらく呼び出し音がなると、

「なに?仕事中なんだけど」

愛恵の声が 携帯から漏れるほどの大きな声だった。

康介は、自分は 朝晩かまわずかけてくのに 勝手だなと… 毎度のごとく思ったのだが。

愛恵に答えたのは ジョーだった。

「あー。HELLO愛恵さん?ジョーコール」

「えぇ?!ジョー?」

「イェース」

「康介は?」

愛恵は、何がどうなっているのか事態がよくわかっていない。

康介は ジョーに 顎で合図した。

さっきの言葉を 愛恵に直接言えという ことだった。


「どうしたのジョー?」
「昨日の返事」

愛恵は、思わず 唾を飲み込んだ…

「愛恵さん…。ボクやりたい。オーナーに伝えてほしい」


電話をきった。


愛恵は、携帯を握り締めながら。
思わず隣にいた、堺に抱き付いた。

「な、なんすか?」

堺は びっくりしながら しりもちをついた。

「堺くん!このあと、何時までかな」

愛恵は 一分でも早く 帰りたかった。

早く帰って

ジョーから もう一度 直接 今の話を聞きたかった。



ジョーは電話をきると 今さら 深呼吸~

「ワッハッハッ!ジョー順番逆だろー」


「だって、ドクターいかなり電話するからっ。すごいびっくりしたよ」


続きは、今夜 愛恵の到着を待ってからだ。
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