無口なDarling+α
猛の強引と言うか、マイペースと言うか・・・そんな所ももちろん大好きなんだけど・・・
「あっ頭が付いて行かない・・・」
「バカだからか?」
クッと笑いながら私の髪を撫でる。
頭の先から指の先まで、ビビビって電流が流れてるみたい。
甘い痺れのような感覚に、トロンとした目で猛を見つめる。
「そんな顔すんな、やべーって・・・」
そう言うと、私の首筋にキスをする。
ソファーからベッドに移っていたので、後ろに倒れるとそのまま猛が覆いかぶさってくる。
「たけ、話を・・・」
まだまだ分からない事が沢山あるのに、猛の手は止まらない。
私は猛のTシャツだけしか身に着けていなかったので、すぐに無防備な姿になってしまった。
「ふっ、んん」
猛の唇が触れるたびに、火傷したように熱い。
「・・・っ」
「くっ」
一つになった瞬間こみ上げる想い。
クラクラする位好きな猛の香りと、ぬくもり。
後ろから抱きしめるように私に覆いかぶさり、私の体を弄ぶ。
「・・ハァ、たける、もうっ」
ギュッとシーツを握り締めていた手を、上から猛が握ってくれる。
そのまま向きを返られ、大好きな猛が目に映る。
お互いの頬に触れ合い、何度も何度名前を呼び合う。
だんだんと追い詰められてきたとき、猛が呟いた。
「澄子、一緒に住も・・・う?俺と、一緒に」
私の体を抱きしめながら、二人高まっていく。
ツーッと流れて枕に染み込んでいくナミダは、幸せの証拠。
「う、んっ・・・ずっと、一緒だよ」
そう答えると、猛は嬉しそうに微笑んだ。
その幸せそうな猛を見て、私は意識を飛ばした。