世界No.1の最強女総長
いつもの朝
ーーピピピピピピピピ…

静かな部屋に鳴り響く目覚まし時計。

妙に腹が立つその音を止めるべく、手を伸ばす。

硬い個体に触れ、場所を確認し、勢いよく手を振り下ろす。

ーーバキッッ

バキッッ…?…ん?…………………

はッ!!…ま…まさか…?…………

まだ覚醒していない頭を回転させ、さっきの音がなにを表すのか考える。

恐る恐る顔をあげると…

そこには部品が幾つか飛び、使い物にならない目覚まし時計があった………

はぁぁぁぁ……

今日で何回目だ?

もうこれは特技ですね、はい。

目覚まし時計さんごめんなさい…

軽く手を合わせておいた。


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