超能力者(エスパー)少女探偵団【ムーサ】
「よ、よくこの教室がわかったねぇ……」
「ん、あたしの能力で一発でわかっちったよ」
園森の左眼が妖しい赤に光る。
―――まさか……―――
「さっき思ったんだけどさ、お前あたしと同類だろ?仲間仲間~」
「!!」
やっぱり向こうも気づいてたみたい。
一瞬、心臓が大きく跳ね上がった。
「最初にあたしが左眼光らせた時、一瞬あんたの左眼も光ってた。驚いたせいでな。
……大丈夫。絶対バラしはしねーよ。神に誓うぜ」
……まあ、同類なら無理に隠す必要もないか。
私は一回深呼吸してから口を開いた。
「―――うん、私も君と同じ『超能力者』。同類だよ」