ホラー同好会



帰る頃にはすっかり暗くなっていた。雨が降り出していたため、ほとんどがそそくさと帰っていった。





シ「本当に雨やだねえ。」


サ「そう?私はシオリと相合傘できるから好きー。」


シ「さっちゃん…っ」




こいつらは相変わらずである。







サ「そういえば今度みんなでカラオケ行こうよ~、うちの店♥」



シ「ええ、でも出るんでしょ?」


サ「でもホラー同好会でしょ!?これはいくしかないでしょ!」


シ「…まあ私はいいけど…」






俺は少し怖い。サキはこの中で一番の怖がりのはずだが、いつも突拍子もないことをいう。


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