押してダメでも押しますけど?
エンディングが流れて、社長がグッと背伸びをする。
「立川さん、何か飲む?」
「え?あぁお茶をいただけますか?」
「了解、ちょっと待ってて。」
そう言ってキッチンへ消えて行った。
すぐに戻って来た社長が私にグラスを差し出す。
「ありがとうございます。」
「ん。」
社長は、私の隣に座って、持って来たビールの缶を開けた。
その距離がやっぱり近い。
「社長?あの・・・」
社長に話かけようとした時、さっき聞いたばかりの軽快なオープニング曲が聞こえて来た。
「え?あれで終わりじゃないんですか?」
「ん?あと3話あるけど」
「・・・・」
そりゃそうか。アニメも1本のDVDの中に何話が入ってるもんな。
納得した私は、再びテレビに集中した社長に習ってテレビに目を向けた。
結局、DVDを見終わるまで、社長と言葉を交わすことはなかった。
「ごめん。」
DVDを見終わった後、社長が小さい声で言った。
「え?何で、謝るんですか?」
「だってつまんなかったよね。」
あぁ、このDVDがミスチョイスだってことは社長だって分かってたんだな。
「気にしないで下さい。
そりゃ、初めは驚きましたけど、見てみると結構面白かったですよ?」
その言葉に嘘はない。
確かに、初めはちょっと否、かなり戸惑ったがじっと見ているうちにいつのまにか楽しめている自分がいた。
そんな私の言葉に社長は苦笑した。
「立川さんって許容範囲広いよね」
「え?そうですか?」
「そうだよ。普通、女の人ならそんな反応してくれないよ。」
「そんなに気にするなら、別のやつにすれば良かったじゃないですか?」
「う〜ん・・・それはそうなんだけど。」
社長が困った様に笑う。
「立川さんには俺のありのままを知って欲しいというか・・・」
「そ、それってどういう意味ですか?」
突然のことに動揺する私。
すると、社長は、とんでもない事を言った。
「だって。俺、立川さんのこと好きだから」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「はぁっ??!!」
今なんと??!!
「立川さん、何か飲む?」
「え?あぁお茶をいただけますか?」
「了解、ちょっと待ってて。」
そう言ってキッチンへ消えて行った。
すぐに戻って来た社長が私にグラスを差し出す。
「ありがとうございます。」
「ん。」
社長は、私の隣に座って、持って来たビールの缶を開けた。
その距離がやっぱり近い。
「社長?あの・・・」
社長に話かけようとした時、さっき聞いたばかりの軽快なオープニング曲が聞こえて来た。
「え?あれで終わりじゃないんですか?」
「ん?あと3話あるけど」
「・・・・」
そりゃそうか。アニメも1本のDVDの中に何話が入ってるもんな。
納得した私は、再びテレビに集中した社長に習ってテレビに目を向けた。
結局、DVDを見終わるまで、社長と言葉を交わすことはなかった。
「ごめん。」
DVDを見終わった後、社長が小さい声で言った。
「え?何で、謝るんですか?」
「だってつまんなかったよね。」
あぁ、このDVDがミスチョイスだってことは社長だって分かってたんだな。
「気にしないで下さい。
そりゃ、初めは驚きましたけど、見てみると結構面白かったですよ?」
その言葉に嘘はない。
確かに、初めはちょっと否、かなり戸惑ったがじっと見ているうちにいつのまにか楽しめている自分がいた。
そんな私の言葉に社長は苦笑した。
「立川さんって許容範囲広いよね」
「え?そうですか?」
「そうだよ。普通、女の人ならそんな反応してくれないよ。」
「そんなに気にするなら、別のやつにすれば良かったじゃないですか?」
「う〜ん・・・それはそうなんだけど。」
社長が困った様に笑う。
「立川さんには俺のありのままを知って欲しいというか・・・」
「そ、それってどういう意味ですか?」
突然のことに動揺する私。
すると、社長は、とんでもない事を言った。
「だって。俺、立川さんのこと好きだから」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「はぁっ??!!」
今なんと??!!