押してダメでも押しますけど?
ラーメン屋は近かったからすぐに社長のマンションに着いた。
「疲れたろ?あかり、先に風呂に行っておいで。」
「いえ、私は大丈夫ですから、社長が先にどうぞ。」
社長はずっと車を運転していてくれたわけだし、社長の方がよっぽど疲れてると思う。
「でも、あかり、今朝、体調悪いって言ってなかったか?
散々連れ回した後で説得力ないかも知れないが、やっぱり今日は休んだ方が良い。」
「・・・はい。」
罪悪感は、あったが、これ以上抵抗しても、余計に社長に気を使わせるだけなので、大人しく従っておく事にした。
海にいったせいか、髪がベタベタしていたので、シャワーを浴びるとすっきりした。
「お先でした。」
リビングに戻ると社長がパソコンに向っていた。
また、仕事してる・・・
社長ってワーカホリック?
「社長?」
改めて声をかけると、社長がこちらを振り向いた。
「お先でした。」
「あぁ、ごゆっくりどうぞ。」
「冷たいお茶飲もうと思うんですけど、社長もいかがですか?」
「あぁ。欲しいな。」
キッチンに行って、お茶を2つ用意して戻る。
社長にお茶を手渡した。
「ありがとう。」
「いえ。今日は社長にずっと運転してもらってましたし、これくらいは。」
「気にしないでいいのに。
それより、疲れたんじゃない?今日は添い寝はいいからさ、ゆっくり休みなよ。」
「え?でも・・・」
「俺のことは気にしないで。
明日も仕事だし・・・な?」
チラッとパソコンに目をやると、そこには私には到底理解できない、数字と英語の羅列があった。
仕事がしたいのかな・・・
そうなると私はむしろ邪魔と言う事になる。
「わかりました。じゃあ、今日はお先に休ませてもらいますね。」
「うん。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
自分の寝室に戻ってベットにもぐり込む。
昼まで寝ていた私は、まだ9時を過ぎたばかりのこの時間に眠いわけもなく、ただベットに横たわっただけだ。
「はぁー」
無意識にため息がでる。
ここに来て、社長の寝顔を見ないのは初めてで、何だか物足りなく思う。
それに、『今日はいい』と言われ傷ついている自分がいる。
それはここにいる役割を果たせなかったからなのか、それとも・・・
そこまで考えて、もう一度ため息がでた。
「疲れたろ?あかり、先に風呂に行っておいで。」
「いえ、私は大丈夫ですから、社長が先にどうぞ。」
社長はずっと車を運転していてくれたわけだし、社長の方がよっぽど疲れてると思う。
「でも、あかり、今朝、体調悪いって言ってなかったか?
散々連れ回した後で説得力ないかも知れないが、やっぱり今日は休んだ方が良い。」
「・・・はい。」
罪悪感は、あったが、これ以上抵抗しても、余計に社長に気を使わせるだけなので、大人しく従っておく事にした。
海にいったせいか、髪がベタベタしていたので、シャワーを浴びるとすっきりした。
「お先でした。」
リビングに戻ると社長がパソコンに向っていた。
また、仕事してる・・・
社長ってワーカホリック?
「社長?」
改めて声をかけると、社長がこちらを振り向いた。
「お先でした。」
「あぁ、ごゆっくりどうぞ。」
「冷たいお茶飲もうと思うんですけど、社長もいかがですか?」
「あぁ。欲しいな。」
キッチンに行って、お茶を2つ用意して戻る。
社長にお茶を手渡した。
「ありがとう。」
「いえ。今日は社長にずっと運転してもらってましたし、これくらいは。」
「気にしないでいいのに。
それより、疲れたんじゃない?今日は添い寝はいいからさ、ゆっくり休みなよ。」
「え?でも・・・」
「俺のことは気にしないで。
明日も仕事だし・・・な?」
チラッとパソコンに目をやると、そこには私には到底理解できない、数字と英語の羅列があった。
仕事がしたいのかな・・・
そうなると私はむしろ邪魔と言う事になる。
「わかりました。じゃあ、今日はお先に休ませてもらいますね。」
「うん。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
自分の寝室に戻ってベットにもぐり込む。
昼まで寝ていた私は、まだ9時を過ぎたばかりのこの時間に眠いわけもなく、ただベットに横たわっただけだ。
「はぁー」
無意識にため息がでる。
ここに来て、社長の寝顔を見ないのは初めてで、何だか物足りなく思う。
それに、『今日はいい』と言われ傷ついている自分がいる。
それはここにいる役割を果たせなかったからなのか、それとも・・・
そこまで考えて、もう一度ため息がでた。