また会う日まで〜約束〜
「続いて、議題の提案です。(1)赤い羽根募金について、新山君お願いします」

「はい」

新山君が立ち上がり、議員を見つめる

「僕からは、赤い羽根募金について提案します。目的は議案書を見てください。日時は9月18日〜9月21日までです。朝8:10分まで役員が立っていますので、役員の持っている箱にお金を入れてください。募金して下さった方には羽根を渡しますので、この、フェザーマンに付けてください」

新山君が会長の方を指差す

こっそりフェザーマンのコスチュームを身につけた会長がたっている

頭にはダンボールを赤のペンで塗りつぶした、鶏みたいなとさか

両腕にはダンボールに白い厚紙を貼り付けた、天使みたいな羽根、

首からはダンボールに白い厚紙を貼り、ペンで「フェザーマン」と書かれたカードを下げている

「プッ、あははははははははは!!」


会長の姿を見た議員全員が大笑いをし始めた

しばらく議員は笑い続けた

そして、最後の一人が静かになり、新山君が話し始めた

「この羽根の白いフェザーマンに赤い羽根を貼って、立派な羽根にしましょう。フェザーマンは、1. 3年土間の中央土間と2年土間の西土間の2箇所にたっています。以上です」

新山君と会長が座ったのをみて、再び議長が話し始めた

「ありがとうございました。今の議案に対して、質問がある方はしっかりと手を上げてください」

手を上げる議員は一人もいない

「続いて、反対意見、賛成意見のある議員はしっかりと手を上げてください」

またもや、手を上げる議員はいない

「それでは討議に移ります。この議案を承認する議員は手を上げてください」

ほぼ全員の手が上がった

「この議案は承認されました」
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