未定
日々勉強もしながら父と病院で過ごす。
学校には休学届けを出している。
校長と担任が理解ある人で良かった。
教頭先生なんて
「中学生の本分は勉学!病院からでも通えるだろう!!」
なんて、わざわざ病院まで怒鳴り込みに来た…。
父と意思の疎通を図れるのはごく限られた人のみ。
でも、その人たちだって毎日来られるわけじゃない。
書類を届けに来るのは知った人ばかりじゃない。
みんなが手を離せないときには封筒を置きに来るだけのお使いさんもいる。
この間なんて売店から病室に戻ると備え付けのクローゼットや引き出しを漁る社員がいた。
すかさず写メをとって秘書課のチーフに送り付けた。
たまたまその時に父の友人たちがお見舞いに来てくれたので
手伝ってもらってボディーチェックをして社員の男を追い出した。
父の会社は同じく自営業で会社をしている父の友人小幡さんが
「うちの系列に引き込んで面倒を見る」
と言ってくださり、
父の会社は小幡さんの指揮のもと、
営業形態や諸々は変更なく父の会社そのままに運営してくれている。