離してなんてあげねえよ


「そっか…


早く行かないと開会式が始まるよ」



「さぼり、


先生のとこにいる」



「さぼりって…


ちゃんといきなさぁい!!」



ふと陽暮と目があった



何…その目……



なんでそんなに寂しそうなの…?




陽暮は私の言う事を素直に聞いて




開会式の列に混じって行った






< 117 / 235 >

この作品をシェア

pagetop