離してなんてあげねえよ



「陽暮、厨房に入って」


陽暮が店長に呼ばれた




休憩室に残ったのは


2人だけになった




「ありがとね、ジュース」




「う…うん」



「そーいえば、美嵩先生


俺らに敬語使わなくなったよね?」



「あ…!」




「いーの、いーの



あるいみ進展したって事だから」




湊が笑う



湊の笑顔は好き




湊の全部が好き…




私の想いは


もう、耐えられないほど


溜まっていた




もう止められない






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