離してなんてあげねえよ
「俺…ね
美嵩先生の事、
遊びだったんだ…」
遊び………
やっぱりそうなのね…
やっぱりこの恋は…
そう考えた時
その考えを止めたのは湊だった
「【でもね】
俺、だんだん遊びじゃ
耐えられなくなったんだ
もっと
喋りたい
そばにいたい
触れたい
ってね
俺、もう遊び人に戻れなくなっちゃった
責任、とってよ」
湊が笑顔でこっちを向く
「それって……」
「好きだよ…
美嵩先生……
いや、美嵩」
湊…………!
私は湊の胸に飛び込んだ
「理性、保たなきゃいけないから
抱き付くのはほどほどにね…」
湊が苦笑いで言った