離してなんてあげねえよ
「………………」
陽暮がこっちをジッと見ていた
何か用があるのかな?
授業が終り、なぜか私と陽暮が呼びだされた
「まったく…!!なんなのよ!」
私はムカムカしながら向かった
「三笠先生」
後ろから陽暮の声がした
「なによ!」
「何かあるんですか?」
「なななな?!」
なんでわかるのよ!
「動揺しすぎですよ、三笠先生。ひどいですね、俺が三笠先生を好きだと知ってるからそんな態度をとるんでしょ?」
そ…そんな態度?
「どうせ、三笠先生の誕生日に湊と会う約束でもしてるんでしょう?」
ず…図星です…………