離してなんてあげねえよ
「では…、そういう方針の処分でよいと美嵩先生は言うのですね?」
「はい」
湊や陽暮を巻き込んで
私が教師になったばっかりに…
ならば私がやめれば良い
こんな…教師失格な女なんて
「美嵩!!」
私は黙って校長室を出て行く
「待てよ美嵩っ!」
「触らないで!」
私は陽暮にキツく言う
「ダメよ…こんな……最低の女よ。私は教師失格なの」
「美嵩は悪くない、美嵩が教師をやめるなんてしなくていい!俺がやめる!」
そう言って陽暮は私を抱き締める
キツく、だけど優しく