ミュンミュンゴシップ

話を聞くと桜は好きなロックバンドの影響で髪の毛がこうなったらしい。

「どこ行くー？」

何も予定をたてないのがあたしたちらしい。

「オケるのも良いけど、喋りたいよね。」

桜の意見によって昼までカフェに行くことになった。

「最近皆さんどうなんですか？大学生活は!!」

桜がキレ気味に言う。まあ、受かってないのは貴女だけだものね…

「桜ちゃん…私は普通だよ。女子大だし高校と変わらないよね。」

「あたし、テスト死んでます…。恋とかしたいけど、それどころじゃない…。」

えなは私立の医学部に行っているため、勉強量は半端じゃないらしい。

「んで、美結は？」

「あたしは普通だよ。ただ、友達居ないし、サークルもやめようと思ってるって感じかな。」

桜が目を爛々とさせて言ってくる。

「大丈夫。友達なんか居なくても生きていけるから。あたしなんて塾で毎日一人ぼっち!!」

それはそれでなんか嫌なんですけど…

「桜は浪人どうなのさ。」

「不安しかないよ。勉強してるけど頭に入ってるか不安だし。あたし…成績上がるのかな…。」

なんとネガティブな…。

心なしか桜少し痩せた気がする…。

ストレスなのかな…