ミュンミュンゴシップ
とあるラブホに入った。

ラブホなんて初めてだからすごく緊張した。

「また緊張して。かわいいね。」

そう言って吉野さんは唇にキスをする。

「今日はお風呂は後ね。」

そう言ってあたしを押し倒す。

溶けるような感覚が押し寄せる。

吉野さんはあたしのことどう思ってるか知りたい。

ふと、頭に浮かぶ。

「吉野さん…?」

「どうしたの?」

「あたしのこと好き?」

こう言うときだから聞ける。と言うより聞きたい。

「どうしたの?大好きだよ。」

その言葉が聞けてあたしは嬉しかった。

なんて単純な人になってしまったんだろう。
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