コイビト以上?



「んじゃ、そういうことで」

「え?」

「この話はこれで終わりねー」







ベッドの上に向かい合って座っていたのが

気付けば葵に押し倒されてる状態



葵の得意技

私が拒否しないって分かってるから





ニヤッと得意気な顔して私にキスをするんだ





「いやー最近バタバタで中々会えなかったし。ね?」

「ただやりたいだけでしょ」

「そんな冷たい言い方ねーだろー」









何言っても聞かないし


葵には敵わない




恥ずかしい、今でも葵の顔を見るだけでも赤くなる





葵に溺れすぎてる







「んーかわいい菜成」

「かわいくないから…もうやだ…」

「嫌なの?」

「いや…じゃないけど………」





ほらそうやって


私がそう言うの分かってるくせに

分かってるからそうやって意地悪な






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