大好きなキミのまま。
第1章
入学式
「隣に引っ越してきました、渡辺です。よろしくお願いします。」
母の声が部屋まで響いた。
最近反抗気味の私はその母の声でさえ腹立たしくてしかたなかった。
私はこの春から高校生。
中学三年までは向こうで暮らしていたが、
新しい家を買ったため、春休みのうちに大阪から、京都へ引っ越してきた。
高校は前の家と今の家の間にある京都の真ん中の方の学校。
高校から新しい友達なんて、できるか心配だった。
でも、中学校のときの親友、愛奈が、
「すずかなら、大丈夫。私がいるよ?」
といってくれたからがんばろうと思っていた。
そんな中迎えた入学式。
どこを見渡しても知らない人ばかり。
なんだか寂しいな。なんて思いつつ、
自分がどこのクラスなのかを確かめに行こうとした瞬間。
『バン』
とあたって転けてしまった。
うざ。と思いつつ、一日目から喧嘩はいやだったとおもい謝ろうとしたとき。
「すい...」
驚きと、衝撃にかられ、
私は言葉もでなかった。
母の声が部屋まで響いた。
最近反抗気味の私はその母の声でさえ腹立たしくてしかたなかった。
私はこの春から高校生。
中学三年までは向こうで暮らしていたが、
新しい家を買ったため、春休みのうちに大阪から、京都へ引っ越してきた。
高校は前の家と今の家の間にある京都の真ん中の方の学校。
高校から新しい友達なんて、できるか心配だった。
でも、中学校のときの親友、愛奈が、
「すずかなら、大丈夫。私がいるよ?」
といってくれたからがんばろうと思っていた。
そんな中迎えた入学式。
どこを見渡しても知らない人ばかり。
なんだか寂しいな。なんて思いつつ、
自分がどこのクラスなのかを確かめに行こうとした瞬間。
『バン』
とあたって転けてしまった。
うざ。と思いつつ、一日目から喧嘩はいやだったとおもい謝ろうとしたとき。
「すい...」
驚きと、衝撃にかられ、
私は言葉もでなかった。