大好きなキミのまま。

なんで?

馬渕真也ー。
そうだよね。
うん。真也だよ。絶対そう。
真也は、小学校6年生の夏だったかな。
親の転勤で、京都の方に転校をした。
私の初恋の相手だった。
両思いとか、いろんな噂があったけど
実際どうなのかもわからないまま、
小学生の私にはそんな簡単にいけるはずもない距離だった。
そのまま連絡がとれなくなってから
もう、3?4年は経ってる。
なんでだろう?
こんなにドキドキしてる。
なんでー。
「大丈夫か?」
真也が私に話しかけてることに
全然気づかずにいて、トントンとされて私は気づいた!
「あ、わ、は、は、はい。」
慌てすぎてるのと恥ずかしすぎるので
うまく言葉が出てこない。
「大丈夫かよ。お前俺の知り合いに似てるわ。笑じゃあーな。」
といいのこし真也はどっかへいった。
というか、あれは真也なのか?
そんな不思議な気持ちが残っていると
チャイムがなった。
私は急いで、
自分のクラスをみて走って自分のクラスへ行った。
私のクラスは一年三組。
男子が、20人。女子が、16人の、
合計36人のクラスだ。
ギリギリセーフで、教室に入ると
私の隣の席には、真也がいた。
とてもドキドキしているのがわかった。
できるだけ、ふつうの顔ふつうの顔。
とおもっているけど、顔が暑いのが
私でもわかる。
先生が話を進めていき、いろんなことを
話してくれるけどなんにも頭に入らない。
気づいたら、自己紹介がはじまっていた。
「....よろしくお願いします。」「次馬渕!」
「おーい!馬渕!!!きいてるか?」
「は、はい。すいません。馬渕真也です。一年間よろしくおねがいします。」
え、今馬渕真也っていった?
やっぱりそうだよね?
これって運命。。。
ってそんなわけないよね。
なんの妄想だ!
うわ。私の番だ。
「わ、渡辺すずかです。よ、よろしくおねがいします。」と私が言った瞬間
真也が、急に「え。」といいだした。
そして、私をガン見してくる。
そんなにみないでよ。
はずかしい。
てか、
真也気づいてくれたのかな?
よくわからない感情が入り混じる。
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