大好きなキミのまま。

俺の気持ち。

俺には忘れられない人がいる。
それは、
渡辺すずかというやつだ。
俺はずっとそいつが好きだった
でももうそろそろ忘れなきゃいけないな。
すずかとは小学校でであって
それからどうしても忘れなれなくて、
付き合ってた訳でもない。
ただの片思いで、相手はなんの感情もないと思う。
ましてや、転校してあわなくなって、
向こうはもう俺のこととか忘れていると思う。
でも、なんか、俺の中では
忘れられなくてあいつの笑顔が、
毎日思い出すんだ。
もうこんな俺も高校生か。だりー。と思いながら、なんとなくぼーと歩いていた。
『イタッ。』
ほんまだれやねんて。だるいだるい。
え、まって。こいつ、すずかに似てる。
ってんなわけないか。
あいつは大阪にいるはずがない。
まぁいいや。
「すい....」
え?なにを言いたいんやろ?
なんでこんなに固まってるん?
顔も真っ赤。
どうしたんや?
「大丈夫か?」
「あ、わ、は、は、はい。」
おいおい!なんか変なやつだな。
ほんまなんか、中身まで
すずかに似てるような。
ないない。すずかすずか、俺やばいな。
「大丈夫かよ。お前俺の知り合いに似てるわ。笑じゃーな!」
俺なにいってんだか。
がんばって前に進まなきゃな。
教室教室!
三組か。どんな奴らがいるんだろ。
すずかがいる。なんてな。笑
あいつほんとにてたよな。
あー。
「...馬渕!!!きいてるか?」
ぼーとしすぎていた。
「は、はい。すいません。馬渕真也です。よろしくおねがいします。」
あ、危なかった。
ぼーとしすぎてた。
「わ、渡辺すずかです。よ、よろしくおねがいします。」
「えっ。」
今なんていった?
まって。なんて、渡辺すずか?
あの?え?なんでなんで。
どうしたんだ?みたいな空気が流れたが
俺はスルーした。
なんやかんやで学校は終わったけど、
ずっと、すずかをみてしまっていた。
絶対あのすずかだよな?
たまに目が合うけど、
向こうも気づいてるのかな?
んなわけないか。
でも、このずっと思ってきた俺の
この気持ち今日伝えよう。
すべてを。
俺は決意をしてすずかに声をかけた。
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