Hazy moon night
譜面を集めてメグミに返そうとすると、メグミはそれを制するように、ハヤテの手を握る。

「いい。これ、ハヤテにあげる。私が持ってても仕方ないから。そのかわり、また弾いてくれる?」

「それはいいけど…。ホントにもらっていいの?」

メグミは満足そうに笑ってうなずいた。

「私が持ってるより、ちゃんと弾いてくれるハヤテが持ってた方が、譜面も喜ぶよ。」

「変わった事言うなぁ…。」

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