Hazy moon night
「お礼はキスでいいよ?」

「…返そうかな…。」

「ひどいなぁ、もう…。」

ハヤテの帰り支度が済んで学校を出ると、メグミはハヤテの手を握った。

ハヤテが黙って長い指をメグミの指に絡めるとメグミは嬉しそうに笑ってハヤテの隣を歩く。

「少しは疲れ取れた?」

「うん。大好きなハヤテのピアノ聴きながら眠って、目が覚めて…。すごい幸せ。」


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