Hazy moon night
メグミが素直に好きだと言ってくれるのが嬉しい反面、今までに経験のない事に戸惑い、照れ臭さや“そんなはずはない”と自分にブレーキを掛ける気持ちが、つい素っ気ない態度や言葉になって、メグミをがっかりさせてしまう。

(あー…。何やってんだろ…。夕べ、もう少し素直にならなきゃって思ったとこなのに…。)

しばらく黙ったまま、手を繋いで歩いた。

いつも通り抜ける公園に着くと、ハヤテはメグミの手を引いて、ベンチに座った。

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