Hazy moon night
「なんか、ごめん。」

「……。」

メグミはうつむいたまま、黙り込んでいる。

「あのさ…ホントに、嫌いとか、嫌とか、好きじゃないとか…思ってないから。」

「…好きでも嫌いでもないんでしょ。ハヤテが私の事、なんとも思ってないって…私が一方的に好きなんだって…わかってるよ…。付き合ってくれてるのだって仕方なくなんでしょ…。」

メグミがうつむいたまま呟くと、ハヤテはためらいがちにその肩を抱き寄せた。


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