Hazy moon night
「そんな事ない。」

ハヤテは長い指先に、メグミの髪を絡める。

「いつの間にか、当たり前みたいに隣にいて…手繋いだりして…心地いいって…もっと一緒にいたいって思う。」

「…一緒にいていいの?」

「うん。オレも、好きでもない女の子と一緒にいたいなんて思わないし、手を繋いだりもしないから。」

「ハヤテ、ズルイ…。ちゃんと言ってくれないんだもん。」

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