Hazy moon night
そっと触れ合うだけの短いキスの後、ハヤテはメグミを抱きしめて、照れ臭そうに呟いた。

「オレらしくないって…思ってる?」

「うん…でも、嬉しい。」

「嬉しいの?」

「うん、すごく嬉しい…。だって、ハヤテは私の事、なんとも思ってないんだって思ってたから…。」

「もしかして…夕べ眠れなかったのって…。」

「うん…。他の人の所に行けばいいって、ハヤテ、本気で思ってるのかなって…。悲しくなっちゃって…。」

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