Hazy moon night
結局、一睡もできないまま朝を迎えたハヤテは、あくびをかみ殺しながら学校に行く準備をしていた。

(ねむ…。やっぱり眠れなかった…。)

顔を洗って、赤くなった目と、その下にうっすらとできたクマを鏡で見ながら、ハヤテはため息をついた。

歯を磨きながら、ハヤテはまた、夕べのメグミとのキスを思い出して視線を泳がせた。

(どんな状況下でも、朝は来るもんだな…。)


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