Hazy moon night
「澤口さん、さようなら。」

「あーハイ…お疲れ…。」

合唱部の練習がようやく終わり、部員たちは楽しそうに音楽室を後にした。

(あー…やっと終わった…。)

ハヤテは朦朧としながら譜面を片付ける。

ピアノの蓋を閉め、譜面を鞄の中にしまっている間にも、睡魔がハヤテを襲う。

(あー…もう…限界…。)


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