Hazy moon night
メグミはクスクス笑って、ようやく目を覚ましたハヤテの顔を覗き込む。

「やっと起きた。一緒に帰ろ。もう7時半になるよ。」

「あ、うん…。」

(近過ぎるから…。)

すぐ目の前にあるメグミの顔にドキッとしながら、ハヤテが慌てて立ち上がると、メグミは笑ってメガネを差し出した。

「よく寝てたね。疲れてたの?」

「いや…まぁ、そうかな…。」

< 138 / 651 >

この作品をシェア

pagetop