Hazy moon night
普段は家や学校で弾く事のないポップスや、洋楽の“名曲”と言われる曲などを、思うままに弾いた。

ハヤテがピアノに没頭している間、女の子は机に頬杖をついて、目を閉じてその美しい音色と旋律に耳を傾けていた。



ひとしきりピアノを弾いたハヤテは、音楽室の壁に掛けられた時計に目をやった。

(6時半か…。時間ちょうどだな。今日はこれくらいで終わりにするか。)

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