Hazy moon night
結局その日は、いつもの休日のようにのんびり過ごした。

何度もキスしたり、抱きしめて頭を撫でたりはしたが、ハヤテが心配していたように、その場の雰囲気に流されてなし崩し的に…と言う事もなかった。

一人でいる事に慣れきって、休日のその味気なさも当たり前になり、なんとも思っていなかったはずなのに、メグミと二人で過ごす特別な事のない休日は、とても穏やかで心地よかった。


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